コルシア書店の仲間たち

4件の記録
おこめ@ocome_squash2025年10月24日読み終わった「それぞれの心のなかにある書店が微妙に違っているのを、若い私たちは無視して、いちずに前進しようとした。その相違が、人間のだれもが、究極においては生きなければならない孤独と隣あわせで、人それぞれ自分自身の孤独を確立しないかぎり、人生は始まらないということを、すくなくとも私は、ながいこと理解できないでいた。 若い日に思い描いたコルシア・デイ・セルヴィ書店を徐々に失うことによって、私たちはすこしずつ、孤独が、かつて私たちを恐れさせたような荒野でないことを知ったように思う。」 —『コルシア書店の仲間たち (文春文庫)』須賀 敦子著 https://a.co/gVDcmRa
おこめ@ocome_squash2025年10月21日読んでるマッチングアプリの人に須賀敦子さんのエッセイが面白いよと言われて読み始めた。 その人とはもう連絡がつかないのだが、こんなにいいものを勧めてくれてありがとうと言いたい。 その土地の空気を感じつつ、そこで交わされた会話の色めき方が確かに伝わってくる丁寧な文章。 読めば読むほどもっと知りたくなる。 自分の参加しているコミュニティでの発言を楽しもうという気持ちにもなっている。



本運んでいるだけ@yuriakaneda2025年3月28日読んでる提出するものをだいたい出し終えてホッとしている。美容院にいくので、なにかと思って家のラインナップをみる。全く仕事に関係なくて、難しくなくて、と思うと小説とエッセイの間のようなものが読みたい。ちょっと遠いところの話がいい。少し想像力が必要で、それでいてほんのひとつまみの、本屋さんへの道のりにつながりそうな本—そう思って本棚をみると、目に入ってきた。舟越桂さんの彫刻が素敵な装丁。家を出る前にさっと本を取り、向かう。


