現れる存在

現れる存在
現れる存在
アンディ・クラーク
森本元太郎
池上高志
早川書房
2022年7月20日
4件の記録
  • ハム
    ハム
    @unia
    2025年5月6日
    「身体と環境が心を構成する」という、直感に反するような視点を、哲学・認知科学・工学の交差点で議論している。 かなり専門的なロボット設計やAIの話が、哲学的概念と絡むので、読解にはめちゃくちゃエネルギーが必要だった。 目の見えない人も自然に会話においてジェスチャーをするという話が言語と身体性の結びつきに関する例としてあって、心の働きが身体を通して、世界との関係の中で生じていることをかなり直感的に示していると思う。 ほとんどはロボット工学や人工知能などを中心に、脳が「司令塔」ではなく、「動的なネットワークの一部」にすぎないという見方を説明していて興味深いのだけれど、いかんせん難しい。 だいぶわかりやすく書かれていたのだとは思うけど頭を使ったなあーという疲れと達成感のある読書でした。
  • hontotabi
    hontotabi
    @hontotabi
    2025年3月6日
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