新版 百珠百華

2件の記録
- gato@wonderword2025年10月11日読んでるまえがきから流れるような俊成罵倒に笑かされたあと、葛原妙子への完全なる敗北宣言で「つ、塚本さんがこんなことを言うなんて」と動揺してしまった。鑑賞も敬愛に満ちている。
- りなっこ@rinakko2025年9月5日読み終わった素晴らしかった。葛原妙子作品の、百首遊行という贅沢な一冊。“すべての短歌は広義の本歌を持っている” として、古今東西へと“広義の本歌”を探し求めて手繰り寄せてくる教養に圧倒される。鑑賞にことよせてどこまでも塚本邦雄の世界が広がっていく…という印象もありつつ、葛原の幻視の眺めを解いていく様は流石に見事だった。 葛原妙子と塚本邦雄という稀有な才能の出会い、そこに起きた閃光を少しだけ垣間見せてもらったような。(相変わらず女性観は引っかかるけれどw)