道徳性の起源
道徳性の起源
フランス・ド・ヴァール
フランス・ドゥ・ヴァール
Frans de Waal
柴田裕之
紀伊國屋書店
2014年11月28日
3件の記録
アザミアン式@38620332026年7月11日読み終わった「人間が道徳的であるのは、宗教(一神教)や哲学(とりわけ道徳律)の強制or矯正の結果としてではなく、そのように振る舞いうる素質を(生物として)もっているから、って考えてみたらどうだろう。だって近縁種の類人猿を観察すると、共感や思いやりを見せ、規範を守ってコミュニティがたちゆくように行動してるんだぜ」って話。 紹介される動物のエピソードは興味深いものぞろい。それを駆使する著者の姿勢は、ある意味常識的で、過激で突飛な主張や展開はほとんどないので物足りないという向きもあるかもしれないが、穏健で丁寧でも退屈ではないのがすごい(ときにユーモアに走りすぎて論旨がよくわからないのが玉に瑕)。

