役職定年 (角川文庫)

3件の記録
り@rior10382026年8月8日読み終わった@ 飛行機最初は妖精さんたちの存在にイライラしながら読んでいたけど、後半の展開がまさかすぎて、あっという間にぐいぐい読まされた…! お金に目がくらむひとたちばかりでなくて、正義がちゃんとあってよかった。 改めて裏の紹介文を読んだら、お仕事小説だったことに気づいた!ちょうどお仕事小説を探していたから、面白かったしすすめてみよう☺︎
和月@wanotsuki2026年8月1日読み終わった大前提、とっても味のある素敵な表紙です。読んだ後に見返すと微笑ましくもなる。ただ、本を読む前に想定していた100倍くらい面白かった!!!!!本当にコミカルで楽しくてあっという間に読んだ。 もっとこの世に知られてほしい作品。 生命保険会社の人事課に転職した主人公が、隙あらばサボるシニア社員(いわゆる窓際族)をあの手この手で切ろうと奮闘する話。シニア社員も伊達に歳を重ねていないので、同盟を組み対抗する。追い出したい側と居座りたい側、二組の抗争自体とてつもなく面白く、読み応え抜群なのだが、その大筋と並行して起こるとある問題が物語に拍車をかける。ハラハラドキドキして、終幕に辿り着くとしっかり腹落ちできる展開。 エンタメお仕事小説として大満足の一冊だった。 特に好きだった一文 「理解するための知性が欠けているわけではない。分かり合う手間を厭う側にも問題はある。」 会社に勤めていると、どうしても世代間や部署毎の軋轢が大なり小なり生じる。複数の人が集まって共同でお金を稼ぐ上で、致し方ない部分もあるだろう。 しかし、そうした局面に遭遇した時に各々の主張を「どうせわかってもらえない。」「説明するだけ無駄だ。」と勝手に諦めるのは良くない。相互に歩み寄る姿勢が肝要なのだ。 当たり前だけど忘れがちな考え方を再認識させてくれる小説だった。


