方丈記
5件の記録
読書日和@miou-books2026年9月22日買った読み終わった鴨長明の生涯や、平安末期に起きたさまざまな災厄が漫画で描かれていて、古典に詳しくなくてもわかりやすい。『方丈記』の原文も収録されていて、さらに水木先生が鴨長明の一生を『方丈記』に重ねながら紹介している。これが、めちゃめちゃ読み応えあり。しかも巻末には荒俣宏さんの解説まで付いている! 『方丈記』の内容はもちろんだけど、特に心に残ったのは、水木先生自身のコメントだった。 若い頃、出征する前に『方丈記』を読み、大いに共感を覚えたという。 「死にいく者はあきらめの境地にならなければならなかったのだ」 同時に、鴨長明の『無名抄』にはある種の郷愁を覚え、『発心集』には、仏教説話を通して長明の感じる無常の心が反映されていると感じたという。 同じ『方丈記』でも、戦地へ向かう前の水木先生が読むのと、今の私たちが読むのとでは、感じる「無常」は同じなんだろうか。 災害や死、世の中の移り変わり。書かれていることは同じでも、読む人が生きている時代や置かれた状況によって、心に響くところは変わるのかもしれない。
えびちり@ebichiri2025年7月2日読み終わったゆく河の流れは絶えずして〜から始まる方丈記。800年ほど昔の政治の大混乱と自然災害が同時に発生した平安時代中期の社会状態を伝えてくれている災害本。 現代が「がんばろう、日本」なら、方丈記は「無常。がんばっても自然の法則には逆らえない」なのだという。 この悟りまでたどり着いた鴨長明を理解するのは、他の本も必要。だが、最初の本としては漫画で読めるので良かった。

