家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
岸田奈美
小学館
2020年9月23日
8件の記録
  • yui
    @yuibooks
    2025年10月9日
  • yui
    @yuibooks
    2025年10月6日
  • noko
    noko
    @nokonoko
    2025年8月29日
    「幡野さん、本当にがんで死ぬんですか?」 「うん、死ぬよ」… 「真冬にテラス席なんかにいて、大丈夫なんですか?」 「そりゃこんなところより、病院の減菌室にずっといたほうがいいよね。でも、そんなの、つまらん人生よ」… 「もしわたしががんになったら幡野さんと同じように思うかもしれませんが、家族ががんになったら『外なんか行かないで、病院にいて! 』っていうかもしれません」 「奈美ちゃんの気持ちはわかるけど、それって結局は自分が悲しみたくないからだよね?」 うっ。 「本人が悲しんでるかどうかは別でしょ?」 ううっ。図星だった。家族が病気になったとき、食べものも外出も、楽しいことを何もかも制限したとしても、少しでも長生きしてもらいたいと思う。でも、それを本人が望んでいるかどうかは、わからないのだ。 「これちょっと言いづらいんだけど、死ぬ方は多分楽なんだよね。しんどいのは残された方だよ」
  • 2025.5.5読了。 岸田奈美さんの文章は元々好きで書籍も読もうと思いながら時間が経ってしまっていて、やっと読みました。 色眼鏡をかけずに相手と接して、すごいと思ったことは素直に認められること、文章から岸田さんの人柄がよく出てるなと思います。 良太さんの書かれたページ番号用の数字もひとつひとつに丁寧に取り組む方なんだと思わせる書き方でした。 私いつも文字を書き殴ってるので(きれいに書こうよりも脳みその中の考えを早く文字として記録したいが勝つので基本字が荒れてます…)、丁寧に書かれた文字や数字を見ると毎回すごいなと思ってます。 岸田奈美さん自身も芯のあるしなやかな人で、それはご本人の気質もあると思うのですが、ご両親や弟の良太さん、お祖母様などご家族との関係から育まれたところも大きいのだろうなと読んでいて思いました。 家族だから愛さなくちゃいけないと思われがちですが、私は家族でも愛せないことはあると思っているので、愛したのが家族だったというのはとても幸せなことだし、愛するためにお互い歩み寄ったり、理解するために努力したりしたからこそ愛せるんだろうなと思っています。 他の書籍も読むのが楽しみです。
  • 忙しすぎて限界!となった時にケガをして、ポッカリあいた時間にいまこそ、と手に取った。 落ち込む気分のなか、「何があっても大丈夫(にしたい)」と思えた
  • myk.sk
    @reads-440410
    2025年3月5日
    図書館で借りて一気読みの本。
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