瓶詰の地獄 (角川文庫)

9件の記録
いとをかし@aptx48692026年9月2日読み終わった@ 自宅暗く澱んだ感情を的確に表現してイメージさせてくる文章が本当に秀逸。言葉のピースを的確に嵌め込んで、名付けたく無い・認めたく無い感情を表出させ、気付いた時には深い沼に沈んでいるみたいな読書体験が唯一無二で好ましい。人物に特別細かい設定がないにも関わらず、その行動や心理には、どこか他人事でないものがある。人間誰しも根底にあるやもしれない欲望。そこに自然とのめり込ませるからこそ、読者という立場を離脱し、眼前の事実のような感覚で作品世界に触れられている気がする。
もにこ@moni_2452026年5月10日読み終わった感想【青空文庫にて読了】 チャッピー(AI)に“ドロドロで耽美な作品”でオーダーしたらこちらが出たので。おそらくこれが自分にとって初めての夢野久作。 5〜10分で読み終わる長さだったが3回くらい読み返した。 2人の幸福な時期、抗えない変化、葛藤、絶望の一連の描写が美しい。 冒頭の役所の漢字だらけの手紙からラストの片仮名だらけの手紙へのグラデーションによって、漂着した当時の2人の幼い姿がより鮮明に浮かぶ。





