産む、産まない、産めない (講談社文庫)

8件の記録
帯に冷める@1_ta_0_iH_16_2026年9月22日読み終わった家族のかたちは1つではない。人の数だけ家族のかたちがある。そのうえ、そのかたちは他人にはもちろん、当の本人たちにも直ちに気づくことのできるものでもない。 ようやく気づいたそのかたちはただありのまま受け止められるべきものなのだろう。 誰かと生きていくのは一筋縄ではいかないが、その生き方のどれもを肯定したい、そのような作品だったと思う。




帯に冷める@1_ta_0_iH_16_2026年9月21日読んでる結婚・妊娠・出産・不妊をテーマにした短編集。五話目まで読み進めたが、この話が一番胸に迫るものがあった。死産をテーマに、主人公女性の細かな心の揺れ動きが描かれている。 その他の話も繊細な筆致で、女性の孤独や葛藤が描き出されている。自分の命と他者の命、これが切り離せない状況が身近に溢れており、聞き届けられない数多くの女性の沈黙の上に危うく成立させてきたのだと思わずにいられない。 ただ全ての話が苦しい現状の提示にとどまるのではなく、それを踏まえて少し前を向いて生きるところまで照らし出されている。 残りの話も楽しみ。
















