子規百句

子規百句
子規百句
坪内稔典
小西昭夫
創風社出版
2004年8月1日
2件の記録
  • 一句一句味わっていたら、読み終わるのに時間がかかってしまった。 つくつくぼーし つくつくぼーしばかりなり(明34) 精神の煩悶に苦しむ死の前年。子規の身中には、こんな「つくつくぼうし」が、死への時間を刻むように、鳴き続けていたのかもしれないという解説。 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺(明28) 柿くふも今年ばかりと思ひけり(明34) 挿入されたエッセイ「子規と写生文」の中に 皮肉にも不治の病身で寝たきりだったことが、子規の写生に対する感性を研ぎ澄ませていったのである。 とある。本当に皮肉だ。 精神の家である体には、いくつも穴があき崩れてしまったが、その主人たる子規の精神は、今なお私達に赤々と点っている。
  • 2005年松山市立子規記念博物館にて購入。20年以上も前に買った本をずっと本棚に並べたままにしていたが、やっと熟読してあげることができる。 「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石 」 を読んだ直後なので、解説も最後の正岡子規略年譜も、わかりやすい。 松山には何度か行ったことがあるが、また行きたくなった。
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