殺人者の顔

2件の記録
かおり@6kaorin52026年1月8日買った読み終わった気になっていたヘニング・マンケル。 今年は読むぞ!と決めていた。 何がいいか?やっぱりヴァランダー? それならシリーズ一作目から、と手にした。 妻にも娘にも去られ、痴呆の老父を抱え、食生活は乱れて激太り、減量もうまくゆかず酒で失敗。容貌はさえない中年ダメ男のヴァランダー。 重く暗い雰囲気漂う北欧のイメージとは少し違う。 絡む事件は移民問題、かなり社会派で硬派な印象。 けれど、私としては、これは警察小説、ミステリー、というよりもヴァランダーを軸としたヒューマン小説のように感じた。 ただひとつ、腑に落ちないというか、解せなかった謎というか…それは、ヴァランダーも言っていたように、なぜ、犯人の二人はあんなに執拗な凄惨なまでの暴力を持って夫婦を殺害したのか、ということ。なぜ、それほどまでの暴力を?それだけがヴァランダー同様、わからないまま、私の中にも未決の澱として残った。 そして、移民問題のやるせなさというか何というか… 近しいことがいまの日本にも迫っているかと思うと。なんとも複雑。 ・ 他にもシリーズものをいくつか追いかけ中なので、このシリーズ——ヴァランダーという人間は ゆっくりのんびり追いかけてみようと思う。

