弄月記 (徳間文庫)

弄月記 (徳間文庫)
弄月記 (徳間文庫)
赤江瀑
徳間書店
1997年9月30日
1件の記録
  • ᴍᴇᴍᴏ+🎡感想📄∘˙ 🌙 漢樹の四辺に、夏の午後の、心地よい、濃密な時間がやってきていた。 彼は、いくらかしどけなく口もとをゆるめ、濃褐色の精悍な顔の眉根のあたりに、物憂い放心の気配をたたえていた。 もうどのくらいあれから時が過ぎたのだろう。 歳月を越えて、そんな若者の姿が、この砂浜には現出する。 ここが、自分の墓場だと、漢樹は固く信じていた。ここで肉体を滅して、屠り去った場所なのだから。 🎡...ただ男が浜辺に寝っ転がってるだけなのに、なんでこんな色っぽい描写に書けるのだろうか...最高。
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