
🎡⋆。˚✴︎
@licht_yoruwo_koeru
2026年9月5日

弄月記 (徳間文庫)
赤江瀑
読み終わった
2026年読了本
@ 自宅
ᴍᴇᴍᴏ+🎡感想📄∘˙
🌙
漢樹の四辺に、夏の午後の、心地よい、濃密な時間がやってきていた。 彼は、いくらかしどけなく口もとをゆるめ、濃褐色の精悍な顔の眉根のあたりに、物憂い放心の気配をたたえていた。 もうどのくらいあれから時が過ぎたのだろう。 歳月を越えて、そんな若者の姿が、この砂浜には現出する。 ここが、自分の墓場だと、漢樹は固く信じていた。ここで肉体を滅して、屠り去った場所なのだから。
🎡...ただ男が浜辺に寝っ転がってるだけなのに、なんでこんな色っぽい描写に書けるのだろうか...最高。