量子コンピューターが実用化されたらデジタルコンピュータで解けなかった謎や疑問が解決しあらゆる分野で社会は大きく変わるだろう、という内容でした。

量子についてどこまでを信じてどこまでを疑うのか気になり。

一番驚いたのは光合成の話。光合成のメカニズムにおいて、光エネルギーがどのように量子レベルで効率よく伝達されるのかはまだ完全に解明されていないらしい。現在稼働している量子コンピュータが外部ノイズを最小限にするために絶対零度近くまで冷やしているのに対し、自然界で稼働している光合成は常温で量子のプロセスを進行させている……という説明にワクワクした。

この本をここ１週間ほど読み続けている。読んでいるうちに、小説が読みたくなっていることに気づいた。ポピュラーサイエンス本は物語風の語り口が多いから、その影響で小説を読みたくなるのかもしれない。

おもろい。久しぶりに通読するのかもしれない