100分間で楽しむ名作小説 宇宙のみなしご

7件の記録
- あずき(小豆書房)@azukishobo2025年4月10日読み終わったこれは、寂しさの話だと思った。寂しさと、寂しさのなかでたまたま出逢い、手をつなぐ人たちの物語。 青春だ。屋根にのぼるのは、いわば、通過儀礼なのかもしれない。吉本ばななさんの『満月 キッチン2』にも、屋根にのぼる場面がある。 この間マラソンを観たからか、七瀬さんが選ぶのが陸上部というところに妙に納得した。 すみれちゃんとさおりさんの存在がよかった。 救いの小説。いい読後感。 (読んだのは2010年刊行の文庫版)