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あずき(小豆書房)
あずき(小豆書房)
あずき(小豆書房)
@azukishobo
山に囲まれた福井県池田町にてひっそりと本屋&カフェをやっています。いつも数冊を同時並行で読む。
  • 2026年3月16日
    窓の魚
    窓の魚
    好きな小説ではないけど、すごい小説だなと思った。いや、好きかもしれない。
  • 2026年3月16日
    ドミノ (角川文庫)
    とりあえず現実逃避にはうってつけ。怖くないパニックコメディ。
  • 2026年3月16日
    つくられた日本の自然
    例えばアイヌ語には「自然」という概念を表す言葉はないという。「自然」という概念は本来、極めて捉えどころのないものだ。 にも関わらず、現代に生きる人々は「自然」というものが当然あると思っている。「戦争」に対する「平和」みたいなものかもしれない。真に平和な世界では、「平和」という言葉や概念は生まれないはずだ。 田園も庭園も、いわば文化化された自然である。 なのになぜそれを「自然」だと思うようになったか。歴史の中で「日本の自然」はどのように「表象」されてきたか。
  • 2026年3月4日
    サーキット・スイッチャー
    AI倫理に興味があって、読んでみたら、いやこれめっちゃよくできてるなぁーーーっていう。 話の展開がいい具合に散りばめられており、テンポよく読める。途中で登場人物たちの関係性に変化が出てくるところが面白い(ネタバレせずに書くの難しいな…)。そして終盤に向かってスリルが加速する。 どんな新しい技術も、あらゆる全ての問題を解決することはできず、また、いくら科学が進歩しても人間は相変わらず愚かなのだということを思った。それでも社会を良くしたいと思うことは無駄ではないということも。
  • 2026年2月4日
    ふきのとう
    ふきのとう
    教科書にずっとのっている『ふきのとう』がはじめて絵本に。たくさん音読したのが懐かしい。 絵が、イメージにぴったりでうれしくなりました。 春がくるときってこんな感じ。 今日から立春。
  • 2026年2月2日
    文学は地球を想像する
    レイチェルカーソン『沈黙の春』、石牟礼道子『苦海浄土』、ソロー『森の生活』などにみるように、環境への関心の高まりには文学が関わっている。 自然や環境への態度として理性と想像力があると思うが、理性には限界があるのに対し、想像力には限界がない。環境の危機は想像力の危機であり、経験の衰退である。 しかし文学によって与えられた表現が腑に落ちたとき、それは(追体験ではあるものの)読者の経験となる。大きな力を持つ。 『文学は地球を想像する』いいタイトルだなと思いました。
  • 2026年1月21日
    平和と愚かさ
    分厚い本ですが東浩紀さんの本の中ではかなり読みやすいのでは。動画で喋ってる姿は知ってるけど本は読んだことないなって方は読んでみられるといいと思います。文章で書くこと、文章で読むことの良さがよく分かります。500ページほどある贅沢本!論考でありエッセイでもある。
  • 2026年1月20日
    もうしばらくは早歩き
    くどうれいんさんの文章は可愛いな、愛くるしいな、と思う。 「移動」にまつわるエッセイ集で、あちこちをくるくると移動し、ごきげんで帰路につく姿を想像できる(まったくお会いしたことはないが) 私にはもうこんな若さはないなと思いつつ、年齢の問題ではない気もする。しかし飛行機への思いは共感しかない。
  • 2026年1月17日
    「手に負えない」を編みなおす
    正常に機能してこそのインフラは、当たり前に存在しているがゆえに災害でもない限りあまり意識に上らない。だから毎日何事も起こっていないように見える。けれど実は、日々ほころびが手当てされ、維持されている。そんなことが暮らしの中にはたくさんあるのだ。 面白かったです。
  • 2026年1月15日
    「手に負えない」を編みなおす
    久々に投稿。 第一部を読み終えた。 面白い。
  • 2025年10月18日
    つぎの民話
    映像作家、松井至さんの初の著書。 子どもの頃から言葉が嫌いと書いてあるけれど、こんなに心揺さぶられる言葉を紡ぎ出してくださりありがとうございますと言いたい。言葉を通さずに感じられるものがあるのと同じように、言葉によって働きかけられるものが確実にあると私は思っている。 私の中の、出会えて良かった本オブザイヤー2025に間違いなくノミネート。
  • 2025年10月6日
    浄土真宗「道場」の四季
    福井県嶺北地方の浄土真宗の「道場」を訪ね歩いたルポ。2025年5月に出版されたもの。 道場とは何ぞや。おそらく多くの人にとっては謎だと思う。私もよく分からない。読んでみると、お寺と集会所のハイブリッドみたいな、信仰の拠り所のような場所のようだ。 ディープすぎる。連綿と続いてきた暮らしと信仰の一端が浮かび上がる。
  • 2025年9月20日
    ゆれる時代の生命倫理
    「治療」なのか「治療を超えた医療」なのか。 技術の発展にともなって、これまでにはなかった選択肢が増えている。スマートドラッグ、美容整形、卵子凍結、出生前診断、介護ロボ、延命措置…思いもよらない岐路に立たされたとき、どう考えればよいか。 医療関係でなくとも、誰かの人生と向き合うお仕事をされている方は多いと思いますが、モヤモヤの元を丁寧に解きほぐしてくれる本だと思います。
  • 2025年9月4日
    一九八四+四〇 ウイグル潜行
    すごいルポだなと思う。親中でも反中でもない世界からウイグルの姿をありのままに伝える…… 独裁統治ではない形で、互いに監視し合わずに、漢族と少数民族が平和に共生できる道はないものだろうか。 平和って何だろう。
  • 2025年9月4日
    夏蜜柑とソクラテス
    めっちゃいい。大事に読みたい。
  • 2025年8月23日
    言葉のトランジット
    言葉のトランジット
    デビュー作の『鴨川ランナー』を読んで、内省的な文章に共感するものがあり、歳も近く、福井を舞台にした短編も書かれていて、性別も生い立ちも全く違うけれど不思議な親近感を持っていた。エッセイ楽しみにしてました。まだまだ書いてほしい。
  • 2025年8月20日
    野生生物は「やさしさ」だけで守れるか?
    害獣も害虫も「駆除しなければならない」と、頭では分かる。でも命として向き合うと「かわいそう」と思ってしまう。害獣、害虫という呼び方だって、まったく人間の都合じゃないかと思う。 だけど熊が人を襲ったと聞くと「怖い」と思う。 そんな色々な気持ちをちゃんと受けとめて作られた一冊。つらい選択をしなければならない専門家の苦悩も伝わってくる。
  • 2025年7月30日
    レシピ以前の料理の心得
    なぜここでフタをするのか、あるいはフタをしないのか、混ぜるのか、放っておくのか…レシピ以前の、というか、レシピに書いてあるけど書いてないようなコツ(その理由)がたくさん盛り込まれた理論派レシピ集。きっと腕が上がる。
  • 2025年7月28日
    食べて祀って
    食べて祀って
    小さな村の各集落でひっそりと受け継がれている小さなお祭り。 それぞれがどんなきっかけで生まれたか、もしくは伝わったか、今となっては分からないことも多いけど、きっと災いや困難に対する小さな祈りや願いが始まりなのではないかな、と思う。 故郷で数々のお祭りを取材した著者が、最後の章で、コロナと豪雨で傷ついた町の人たちの気持ちに寄り添いながら、「赤の祭り」 という祭りを始めるのがなんか良かった。川を御神酒と塩で清め、縁起の良い赤い食べ物を持ち寄り、お供えする。土地を慰め、鎮め、新しい一歩を踏み出す。 私は全然信心深くないけど、信心深くないからこそ、気持ちが分かる気がした。
  • 2025年7月25日
    国宝 下 花道篇
    9割がた読み終えたところで映画を鑑賞し(スケジュールの都合上)、その後、残りを一気に読み終えた。最後に向かって圧巻だった。 映画だけ、もしくは原作小説だけでは勿体無い。映画を観られた方は原作を、原作を読まれた方は映画を、ぜひ両方で作品を堪能してほしいと思った。 特に私のように歌舞伎に疎い場合、映像によってかなり補完される。 誰も到達できないところに足を踏み入れてしまった者の孤独が美しく、恐ろしく、さらに人を惹きつける。映画でも、何も映っていないような底知れぬ眼をしていた。芸術に心を取り憑かれてしまった。万菊も半二郎も俊介も、最期にはそういう眼をしていた(役者さんってすごい)
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