シェイクスピア全集(12)

シェイクスピア全集(12)
シェイクスピア全集(12)
ウィリアム・シェイクスピア
松岡和子
筑摩書房
2004年1月1日
2件の記録
  • フジワラ
    フジワラ
    @hujiwara2
    2025年4月29日
  • りなっこ
    りなっこ
    @rinakko
    2025年4月18日
    再々読した。 最初期の悲劇。ローマの将軍タイタスが凱旋する場面から始まるが、その後の展開はただただ酸鼻。残虐な暴力がこれでもかと続き、夥しい血が流される。 繰り返す殺害と復讐の連鎖は、訳者あとがきでラヴェルの『ボレロ』の長い高揚に準えられていて、まさにその通りだった。声も言葉も発することなく殺されていく登場人物たち、とりわけラヴィニアの扱いは凄まじい。彼らの憎しみを煽るムーア人の存在も相当にグロテスクだ。 ぞっとしながら引き込まれる話で、エリザベス朝には人気が高かったらしい。
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