かなたの子 (文春文庫 か 32-10)

7件の記録
ツユクサ@tsuyukusa2026年1月7日読み終わった闇が日常に溶けているかのようなホラー短編集。 「こんなことがあったら嫌だな」と思わず考えてしまう、日常と地続きのリアルさがある。 私は「前世」と「かなたの子」が特に印象に残った。 恐怖から派生する畏怖や祈り、生と死が重なる瞬間が静かに織り込まれていて、 自分が命の連なりの中の一部であるということを思い出させてくれる、稀有な一冊だと感じた。

ぽこね@hitsumabushi1900年1月1日かつて読んだ浮遊感がある不思議な世界観。 仄暗くて好き。 延々続く生と死の螺旋を俯瞰で見てるみたい。 母が子に思う「寒くないように、暑くないように、喉が乾かないように、お腹が空かないように、寂しくないように、怖くないように…」みたいな箇所の切実さが印象に残ってる。

