ニュクスの角灯(1)
6件の記録
花春@haru-tuge2026年3月18日読み終わった全6巻、読了! 1870年代、しかも長崎となると馴染みがないというか、うっっっすらとした知識しか無かったのだけれど、主人公の設定が「学も自信も無い内気な少女」で読者と知識量が近しかったため、するすると読めた。 教育機会の与えられなかった少女が、やさしくあたたかに導いてくれるひとたちの中で花開いてゆき、自信をつけて世界を知ってゆく流れが、読んでて嬉しくなるような話だった。それぞれのキャラクターの置かれてる環境とか、環境が及ぼす影響とか運命とかは決してやさしいものではないのだけど、でも、人は人に支えられて、逞しくやさしく生きていけるんだな…とどこかで希望が持てるようなお話。 あと当時の外国文化とか日本の民俗にわくわくした。 エンディングは賛否両論あったらしいけれど、わたしはそれでも世界は続いてゆくのだという希望を感じたなあ。戦禍にあらゆる文化と歴史を一瞬で奪われながら、でも現代に続いているよね、みたいな…。 ただ、あと一歩ハマりきれない感じはしたなあ。「神通力」の設定とか結核とか、ひとつひとつのエピソードの使い方と流れはすごく良かっただけに、もう少しひとつひとつを深掘りして丁寧に描いてほしかったのかも。あと結核とアルコール依存の話は、最終的にアルコールのほうかわフューチャーされてたように思うので、ちょっとブレてたのではないかな…と思う…。 (作者さんご自身がアルコールと戦った人らしいので、実体験による思い入れが大きすぎたのかなあ) いやでも、面白かった!



