夏の流れ 正午なり (講談社文庫)

夏の流れ 正午なり (講談社文庫)
夏の流れ 正午なり (講談社文庫)
丸山健二
講談社
1973年7月25日
1件の記録
  • -ゞ-
    @1038sudf
    2025年4月27日
    のどかでありながら、ハードボイルド。 一見して相反する要素が、丸山健二の文体によって見事に結合している。情景を描くことに徹しながらも、それによって心理を間接的に表している。直接的でない分、人物の思いが鮮明になる。 全四編とも死を扱っており、死に方も異なる。公的な執行、私的な殺人、堕胎、葬式、どれも「死」ではあるが、一文字では集約できないと感じた。
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