不完全なレンズで

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Moonflower@Moonflower02262026年3月19日読み終わった「素朴派の画家と「ブリュット」な芸術家たち」 〜 「写真-批評」 【感想】 ロベール・ドアノーによる自伝的散文集。 実際は、編集者がドアノーに手紙で質問し、その返信を編集したものとなっている。 とは言えこれがとても奇妙な散文で、訳者の堀江敏幸も指摘しているように、飛躍や省略、唐突な展開、詩的な比喩(あるいは詩そのもの)が横溢しているため、簡潔なのに読みにくいという不思議な作品となっているのだった。 一文を抜き出す分にはだいたい問題ないのに、全体を通すと歪に感じられるのだ。そこが奇妙にして「味のある」ものとなっており、たまに手に取る(部分に徹する)とまた違ったものとして読めそう。 なお、写真家には何ひとつ参考になることは書かれていないので、あしからず。