笑いのカイブツ

4件の記録
- ちょな@tefunamu2025年11月2日読み終わったいかに自分が恵まれた環境にいながら努力をしてこなかったかを思い知らされた。私は未だに両親は健在であり帰れる場所がある。勤めてる会社の規模も大きいため、ちょっと仕事で打ちのめされても休職期間が長く、再起できるだけの気力を養うことができる。作者の場合、笑いに全てをかけて生きてきた。作者が20代の時に過ごした生き方の根幹を成すカイブツは山月記の虎の如く、とてつもなく高いプライドによって人間関係をめちゃくちゃにしてしまった。しかし、私は岡本太郎の本で学んだ思想からすると、この生き方こそが人間なのだ。こうでなくてはならないのに、私は不貞腐れて休職期間に甘んじてゴロゴロしている。巷で「好きなことに没頭しろ」と言うが、ここまでやれることは驚嘆せざるを得ない。本当に何やってるんだ、私は。


