ファミリーツリー

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サブレとポッポの往復書簡@snowflake2026年9月12日読み終わった心に残る一節感想読書日記@ 自宅小川糸さんらしく、運びは全体的に穏やかで優しくありつつも、所々では生々しい描写や、胸が締め付けられるような気持ちになる展開もあり、それでも、生きることっていうのは、改めて奇跡の積み重ねなんだなぁと気付かされます。 流星とリリー(凛々)、二人は幼馴染でもあり、婚姻できる程度の距離感の親族同士という関係性。奔放なリリーに対して、少し後ろに下がってそれを見ているような流星。最初はどこかぎこちなかった二人ですが、ある夏の夜をきっかけに、少しずつそれぞれの物語が動き始めます。 やがて思春期を迎え、小さく芽生えた恋心を大切に育みながら、二人は進学を期にそれぞれ上京します。ここからは長野(穂高・松本)と東京、二つの場面を行き来しながら、二人は様々な経験や価値観に触れることで、時には喧嘩と仲直りを繰り返しながら、少しずつ成長していきます。 タイトルの『ファミリーツリー』に込められた意味は、最後のシーンで、ああ、そういうことだったんだなぁ、と改めて余韻を噛み締めるような、優しい読了感を得られました。


