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@YunhO323
💬小川糸 / 町田そのこ あたたかいお話がすき😌
  • 2025年8月23日
    BUTTER
    BUTTER
    ずっと読みたかったお話をやっと読みました。 女性の生き方やらルッキズム諸々結構内容が濃くて重かったかな… 主役含め梶井に振り回される人々、読者であるわたし自身も振り回された。 振り回されすぎて次々と塗り替えられるというか、塗り足してる感じで胃もたれしていった。 結果、わたしの機嫌はわたしで取れって事だし、見た目とか他者からの目線を必要以上に気にしなくていいよということなのか… 正直、貸出期間が迫ってたのと、わたしがちょうど今コロナ隔離中で頭が冴えてないところでの読書だったので読み込みが少し…ね…。 ただ、食欲が無い間に読んだにも関わらず、バターを久々に食べたいなあ、バター醤油ご飯食べたいなあと食欲をそそられました。
  • 2025年8月20日
    密やかな結晶 新装版
    初めて小川洋子さんの小説を読んだ。 非現実的なお話で少し読むのに時間が掛かってしまったが、考えさせられた。 もし、今私たちが過ごしている世界でも少しずつ何かが消滅してしまったら…それが私たちの体の一部、そしていつかは私たちが消滅してしまったら、と考えると恐ろしく感じた。 わたし や おじいさん 等の島の殆どの人々がものの消滅と共存しているのだが、洋子さんの『消滅したもの』の表現力というか語彙力には驚いた。 解説にて、 "人間があらゆるものを奪われたとしても、大事な手のひらに握りしめた、他の誰にも見せる必要のない、ひとかけらの結晶があって、それは何者にも奪えない。そういうものが誰にもあるんです。" わたしにとっての結晶ってなんだろう… このお話に出会えてよかった。
  • 2025年8月12日
    今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は
    笑いあり、ほろっと涙あり、で読み応え満点なお話でした。 主人公の祖母、ヒロインの父、主人公の友人など登場人物の言葉もいくつも心に響いた。 出会えて良かったと心から思える。 "今日の空が一番好き、って。空は毎日変わる。今日の空は今日しか見られないんやで。今日の空に『初めまして』、今日の空に『さようなら』って" "『ありがとう』は大切。それ以上に大切なのは『どういたしまして』ですよ。二つで一つの言葉" "嫌いな人が困っていたら助けてあげなさい。そして、『私に助けられて、ざまあみろ』と思いなさいって。" "『一生消えない悲しみは、一生の励みになる』" "『他人に、自分の顔を思い出してもらうとき、自分の顔が笑顔だったら嬉しいな』" 何気ない言葉のようで、でも救われて…とりあえず〖このき〗な言葉がたくさん詰まっていて、誰もが〖さちせ〗になれるお話だと思います。
  • 2025年8月8日
    ミーツ・ザ・ワールド
    大好きな女優さんが主演で映画化するという事でずっと読みたかったお話を読了。 わたしは由嘉里側の考えをしているので、由嘉里視点でずっともどかしく思いながら読み進めていた。恥ずかしながら、やはり由嘉里と同じタイミング、母親と自分(由嘉里)の関係との比較でライに対して由嘉里がしてきた事について気がついた。 今は周りにライのような生き方をしている人はいないと思っているが、表面に出さないでいるだけかもしれないし、自分のものさしで測るのはだめだと改めて感じた。 結局わたしはわたしだし、他人は他人だ。 "必死になっている人は皆、自分が一人相撲取ってる気になっちゃうもんだよ。でもさ、土俵の上で皆で踊ったっていいじゃん。" "でも彼らとまた出会うって、再会するっていう希望は私たちに残されてる。私たちがそれを持ち続けることは、誰にも、神様にも、いなくなっていく彼らにも止められないし、左右できないこと。片思いを何年もしちゃうような慎ましい私たちに残された、ささやかで、強い力よ。" 282p〜283pの由嘉里の言葉が響いた。 早く映画見たいしやっぱり焼肉が食べたくなる…笑
    ミーツ・ザ・ワールド
  • 2025年8月2日
    はーばーらいと
    はーばーらいと
    恋愛小説かと思ったらそうでもなくてびっくりしながら読んでいたら気がついたら読了していた。 ひばりとつばさの名前の付けることが出来ない関係、甘酸っぱくて好きだと思った。 ひばりの真っ直ぐさ、つばさ家族の優しさ、見習いたいと思う。 "ねえ、可能性がなくなることなんて、この世にある?私たちのことじゃなくって。相手の子だって、可能性をいっぱい持ってるんだから、縛っちゃだめだよ。明日には別れるかもって思うから続くことっていっぱいあるんだし。" まさかのシズエの言葉が自分自身の恋愛に刺さった…笑
  • 2025年7月30日
    不便なコンビニ2
    不便なコンビニ2
    やっと大好きなお話の続編を読むことが出来た。 多少の登場人物の入れ替わりはあるが、前作と同様にとても読みやすく、ふふっと笑い、時には目頭が熱くなるようなお話だった。 前作のトッコのような温かいキャラクタークンボさんの(実際にはクンボさんの母の)この言葉が好きでこれからも大切にしていこうと思った。 "比べるのはがん、心配するのは毒だよ。ただでさえ、生きていくのは大変さ。いまの自分だけ考えて生きていきなさい" そしてやはりとうもろこしひげ茶を飲みたくなった。
  • 2025年7月29日
    花のベッドでひるねして
    このお話を読んでから物事の考え方、捉え方が変わった気がする。 誰もが、しあわせ病の主人公の他、おじいちゃんや両親、友人、友人の亡き妻、出てくる人達の考え方に励まされるだろう。 出会えてよかった。 "だって悲しい一方のことなんてあるはずがないもの。よく見ればなにかが用意されているはずよ。" "なにかが大きく動くときには、いいことも悪いことも同じだけ起こる。それはあたりまえのことだ。"
  • 2025年7月23日
    木曜日にはココアを (宝島社文庫)
    ずっと気になっていた小説。 東京とシドニーが舞台のお話がいくつかあったが、繋がっているのもありどれも読みやすかった。 読み進めていくうちにこころがじんわりと温かくなった。 "でも、もし間違ってても、相手を想ってるってことだけは伝わるかもしれません。それに、その人がどう考えているのかなって想像するだけで楽しかったりもするし" "好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話す。"
  • 2025年7月18日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    韓国小説アーモンドの主人公を思い出した。 正直あまり好きな系統ではないが読みやすかったと思う。 主人公がアルバイト先の同僚達から喋り方や身の回りのものを吸収しながら『普通の人』を演じている描写が印象的だった。 わたしも職場の人達から喋り方などの影響を受けていると思ったので他人事では無いと感じた。 同居人の言葉もある意味本当なので『普通の人とは』や『普通の人から漏れた人達の扱い』など考えさせられた。
  • 2025年7月13日
    ガラスの海を渡る舟
    兄目線と妹目線で進んでいくお話。道のように真っ直ぐ生きていきたいし、羽衣子のように感情に全振りでも生きていきたいな、色んな生き方があるよな、と思えた。『死』や『記憶』など深い題材で響くものがあった。 ✍️ "この壺は、そもそも、骨壷用につくってない。薄いし、もろい。物は壊れる。でも記憶は壊れへん。" "記憶にはかたちがないから、壊れることもない。でも、薄れる。遠ざかる。だからとどめておくために物に託す。" "自分の人生から大切な誰かが欠けるたび、人の心はかたちを変える。ガラスの器の縁が欠けるように。不完全な形状の心を抱えて、ぼくたちは生きていくしかない。"
  • 2025年7月4日
    月とアマリリス
    月とアマリリス
    そのこさんのサスペンス…!良い意味で予想通りだった。サスペンス小説ではあるけれど、軸となっているのは女尊男卑や育ってきた家庭環境などなど…。また、主人公の幼少期のいじめ認識諸々の主観的な捉え方と客観的な捉え方で違うことなど、自分自身はどうだろうか?と色々と考えさせられた。 "誰だって、誰かを傷つけて生きてきてるんだよ。自分もそうだと気付いたのなら、これ以上傷つけないよう気を付けていくしかない。あなたにも誰かを傷つけた過去があったことを教えてくれたそのひとに感謝してさ、生かせばいい。それだけなんだよ。向き合うのは大事だけど、考えすぎるのはダメだ。" 井口さんの考え方がだいすきだ。 関係は少し違うが、52ヘルツのクジラたち でのキナコとアンさんを思い出した。
  • 2025年7月1日
    スナックちどり
    スナックちどり
    辛い時に寄り添ってくれる、一緒にいてくれる人がいるしあわせさもあれば、所詮は他人で完全に分かり合えないからこその辛さもある、そんなことをしみじみと再認識させられた。ただ、その辛さ、痛さこそあってしあわせは増すのだろう。わたしも誰かをしあわせに出来るような人になりたい。 ✍️💭 "きっとお互いがお互いのことを気にいっているに違いない。だから会いさえすればお互いがそれを確認できる。ただその気持ちだけでいいんだよ。" "人にほんとうになにかをしてあげることは、常に少し痛みのあることなのだと思う。" "この世には美しさが全くないものは一個もないんだ。見つけるほうの目にそれがあれは、どんなものでも美しさを持ってる。"
  • 2025年6月26日
    あなたはここにいなくとも
    久々にそのこさんのお話を読んだ。 安定に理不尽な世界だったが、リセット症候群の姉と、不倫という良くない記憶すら捨てられない妹のお話、最後の片想いのお話が特に好きだった。 "何を捨てても、幸福の記憶は消えない。あたしもずっと心に残るような幸せな景色を抱えて、生きていきたい。" "ずっと大事にしたい、抱えて生きたいものってどうやっても捨てられんのよ。心の中でかたちを変えて、自分と折り合いをつけて存在していくだけ。" 澪さんの言葉がとてもあたたかくて響いたのだけれど長いので添付📎
    あなたはここにいなくとも
  • 2025年6月20日
    ミトンとふびん
    ミトンとふびん
    初めてばななさんのお話を読んだのだけれども、初めての1冊がこの本で本当に良かったと思う。 母のことが大好きな母っ子だし、最近恋人との関係において寂しく思う事が多かったのでとても響いた。主人公達と一緒に強くなれた気がする。悲しみの中でも残った者は生き続ける。 SINSIN AND THE MOUSE と ミトンとふびん が特に好きなお話でした。 "幸せなやりとり、生きている者同士、肉体があって、同じ時間軸の中に存在していて、ほんとうにはわかりあえないのにとにかく気持ちを伝えようといつも一生懸命で。それが人間同士のはかないつながり。" "どんなに他人と親しくなり、その人のことをわかったつもりになっても、結局その他人とは自分の中に生きているその人にすぎない。その人本人ではない。" わたしがしんでしまいそうな時、大切な人達はどんな顔をするだろうか。きっと、ほんとうに悲しんでいて心配している目をしてくれるだろう。そう思えただけで何も心配することは無いし、わたしはしあわせだろう。 手元に置いておきたい本でした。出会えてよかった。
  • 2025年6月16日
    今日のハチミツ、あしたの私
    『蜂蜜をもうひと匙足せば、たぶんあなたの明日は今日より良くなるから』『たとえ、それがなんの意味もなさなくても。明日がなくても、今日は今日だ。』 とてもわたし好みのお話だった。読んでてこころが温まるお話。 安西との関係もわたし自身と重なるところがあったので、わたしも成長していこう、行動を起こさないと、と思えた。 そして、蜂蜜を使った料理をしてみたい。良いレシピをたくさん仕入れることが出来た( ᵕᴗᵕ )
  • 2025年6月13日
    老害の人
    老害の人
    色んな老害が出てきて時には老害クインテットだしイラついてたけど読めば読むほど楽しくなってきちゃったし、老人サイドの心情も理解出来てスルスルと読めてしまった。読んでよかった。 明代×孫馬鹿ジジババのくだり読んでなんとなく私もいつかは両親、祖母に赤ちゃん抱かせたいなあ等とも思った。まだまだ先だけれども。笑 ✍️ 『死ねばみんな故郷の山に帰る。それでみんな神さんになる。』 『死ぬってことは、神さんのいるお山に引っ越すだけのことだ。』 なんとなく響いた😌
  • 2025年6月6日
    変な絵
    変な絵
    職場の方に借りて読んだお話。読む前はわたしには合ってないように思えて読み切れるか不安だったが、読み始めると読みやす過ぎて驚いた。不気味で夜勤時には向いてないと思った(笑)変な家シリーズも読んでみたい。大満足。
  • 2025年6月4日
    少年と犬
    少年と犬
    ずっと気になっていたお話だった。犬を飼っているので最後は涙が止まらなかった。読み切って思ったこと、やっぱりわたしは犬が好きだ。
  • 2025年5月30日
    幸せな家族
    幸せな家族
    ひさびさにミステリー小説を読んだ。 ネットでの評判も良かったので読む前からとても楽しみだった。 (※ネタバレ含む⤵︎ ︎) 省一君の語り(🎞)で話が書かれていて斬新だったし、そのお陰か読みやすく感じた。 正直に言ってストーリー的には予想通りだったので最後は少し物足りなく感じた。 (わたしも実はたいくつ病?☹️) でも久々のミステリー小説、良かった。
  • 2025年5月27日
    新しい星
    新しい星
    孤独だけど孤独じゃない。そんな温かいお話でした。コロナ禍の事も、闘病中の親の事も、経験した事ばかりで色々と考えさせられた。闘病中のときに当たり前のように家事をしていた母をこれからはより大切にしていきたい。当たり前が当たり前じゃない事が当たり前だと感じた。出会えて良かった。 "自分たちが見ているのは過去に発された光であり、目に映る星がすべて、この瞬間に存在しているとは限らないのだ。"
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