フラジャイル・コンセプト

2件の記録
- ふるえ@furu_furu2025年7月6日借りてきた図書館の返却期限になったので一旦読み終わる。「フラジャイル(もろい)」コンセプトというものが、その現場の「くうき」や「状況」によって変化していくもので、それに名前がきちんと与えられているのがなんだか頼もしくてよかった。建築というのも当たり前だけれど人が関わっていて、そこにはいろんな思いと計画と、プロの意識があるんだというのを感じる。
- ふるえ@furu_furu2025年6月22日読んでる借りてきた好きなポッドキャストで紹介されていた本。 つくる中で感じたことや見えてきたものをそのままにして、設計した時の通りにつくっていくことの決められたことをやっている作業のようになってしまうことと、組織やクライアントから承認を得たプロセスをひっくり返してしまうことの恐ろしさというか引け目があることの難しさを感じながら読んでる。 「コンセプト、つまり「したいこと」がまずあって、それをカタチにするのが「つくる」ことだ、と捉えている。ところがこちらは、カタチにしていくなかで「ああ、自分はこんなことをしたかったんだ」と気づく、それが「つくる」ということだと感じる人間のようだった、というか、そういう時間の過ごし方、頭の働かせ方が楽しいから日々やっているわけで、その行ないの総体が「つくる」ということだと思っているらしい。先にコンセプトを決めて、そこからそれを直線的にモノに持ってくのは、単なる作業であって、「つくる」ではないのではないか、と感じてしまうのである。」 青木淳『フラジャイルコンセプト』(NTT出版)p.xi