舞台のかすみが晴れるころ

4件の記録
あさこ@asako_r2026年1月30日読み終わった第一章から三章が秀逸。 選ばれたことば、ことばの並び。すっと背筋が通るような、くっと肚に力がこもって、身の引き締まるような。 随筆の名著、加藤周一「羊の歌」を思い起こした。 おわりに の 「おおいに迷う。 だからそのつどそのつど、考え、迷い、行動する。わかりやすい唯一解があればうれしいけれど、複雑で込み入った問題に、その場その場で答えを模索するしかない。」 という著者の誠実な態度が浸みわたっているのだろう。 能を見に行きたくなったし、なんなら謡を習ってみたくなった。 装丁も好き。 図書館で借りて読み終えたけれど、手元に置きたいから買おうと思う。