
あさこ
@asako_r
2026年1月30日

舞台のかすみが晴れるころ
有松遼一
読み終わった
第一章から三章が秀逸。
選ばれたことば、ことばの並び。すっと背筋が通るような、くっと肚に力がこもって、身の引き締まるような。
随筆の名著、加藤周一「羊の歌」を思い起こした。
おわりに の
「おおいに迷う。
だからそのつどそのつど、考え、迷い、行動する。わかりやすい唯一解があればうれしいけれど、複雑で込み入った問題に、その場その場で答えを模索するしかない。」
という著者の誠実な態度が浸みわたっているのだろう。
能を見に行きたくなったし、なんなら謡を習ってみたくなった。
装丁も好き。
図書館で借りて読み終えたけれど、手元に置きたいから買おうと思う。