ファンたちの市民社会 あなたの「欲望」を深める10章 (河出新書)

1件の記録
- かよ@kayo_nazo2025年6月5日読み終わったフィクションを楽しむ一ファンとしては、いちいち自分の欲望に理由づけされるのも面倒だなと感じながら読みました。 資本主義を一貫して批判しているのもあまり共感できなかったし、政治の時事問題の辺りは自分が詳しくないためにあまり理解しきれていない自覚があります。 ただ、ファン感情やそこから来る創作欲求って他者への加害性を含む悪い一面も常に含むものだよね、というのは共感できました。 だからこそ尖った作品が、同じ悪さを持つ狭い範囲の同好の士に刺さるんですよね。