豚の死なない日

4件の記録
シンジ@shinji2025年10月13日かつて読んだ簡素な生活を送るシェーカー教徒の家に生まれ育った主人公。父は農業と屠殺を生業としている、言葉少なく誠実な男。 主人公はふとしたことで可愛い仔豚を育てることとなり、ピンキーと名付けて可愛がる。 やがて訪れるピンキーとの別れ。そして父の死。 『豚の死なない日』とはそういうことなのかと腑に落ちる。

โยโกะ@yookoom2025年6月25日読み終わった父を憎み、恨み、尊敬し、寄り添い、見送る主人公の優しさにやられた。足るを知る一家の暮らしぶり。生きるために「やらなければやらないことをやる」。 1972年の作品。シェーカー教の教団はすでに消滅したそう。古き良きアメリカという感じだろうか。現実はいやなニュースばっかり。


โยโกะ@yookoom2025年6月21日読んでるまだ冒頭だけど、父と息子のやりとりがいい。 シェーカー教徒ゆえに学校でからかわれ、自転車も野球も「ぜいたく」と許されない息子。時給自足に近い実直な暮らしをしているのに、読み書きができないというだけで投票権のない父。 「悲しくなんかないさ。わしは豊かな生き方をしている。」