昨日がなければ明日もない

5件の記録
ノリノリごりら@uho_uho_2025年10月15日まだ読んでる一つめのお話まで読み終えたところ。 久しぶりに物語モノの本を読んでいるけど、宮部みゆきさんの作品にして良かったと読みながら思うくらい文章が面白かった! 続きが気になり夢中でスルスル読めてしまうほど面白いのだけど、内容は胸元がムカムカ吐き気がするくらい胸糞だった…笑 面白かったと同時に不快な余韻がずっと残っている。 続きはどんなだろう。楽しみ。
橘海月@amaretto3192024年5月27日読み終わった#ミステリ表紙を飾る杉田比呂美の絵の影響も濃いだろうが、探偵事務所を開いてからの杉村は、若竹七海の探偵葉村晶のようにどんどんハードボイルドになってきた気がする。違いは探偵本人がケガをするかどうか。収録の三編はなかなか読むのが辛い内容もあった。 「絶対零度」 上品な婦人が「娘に会えない」と相談したことから始まる。単純な依頼に思えたそれが、登場人物とその関係性が徐々に明らかになるにつれ、不気味な輪郭が縁取られてゆく。読んでいて一番辛いシーンを越えると、その先の衝撃な展開はむしろ清々しく思えるほど。登場人物に本気で腹が立った。 「華燭」 杉村が大家の竹中婦人の依頼で結婚披露宴の付き添いに豪華なホテルを訪れ、そこでハプニングが起こるというもの。これが一番後味は悪くなかった(というか、他の二作品の後味が悪過ぎた)因果応報が呪いとして染み付くと親子関係にも影響するのだなと、じっとりと嫌な雰囲気は漂う。 「昨日がなければ明日もない」 若くして出産し、男を次々と変え借金をこさえる美姫。離婚し遠方で暮らす幼い息子の事故にかこつけ、慰謝料を手に入れようとする。元夫の鵜野や元彼の串本など、彼女に関わり振り回される人が皆お人好しの中、娘の漣だけは母の瓜二つでそれが苦しい。幕引きはひたすら苦い。