ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 <文庫新装版> (3-2)

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 <文庫新装版> (3-2)
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 <文庫新装版> (3-2)
J.K.ローリング
松岡佑子
静山社
2022年6月9日
3件の記録
  • eiki
    @basyakue
    2025年6月25日
  • しまりす
    しまりす
    @alice_soror
    2025年4月15日
    ・ディゴリーと同じく、チョウ・チャンとも本作でクィディッチの選手として登場。レイブンクローのシーカー ・レイブンクロー戦で現れたディメンターはその格好をしたマルフォイとクラッブ、ゴイル ・クィディッチの優勝戦はものすごい迫力と疾走感 ・ハーマイオニーはイースターあたりまでトレローニ先生の占い学に通った(すぐやめたのではない) ・バックビークのために3人は過去の判例資料などを調べ集めて各々が奔走する ・ハリーが忍びの地図を使った時にピーター・ペテグリューを見つけるという描写はない(実際は没収したルーピン先生がその名を見つける) ・ムーニー→ルーピン、ワームテール→ピーター・ペテグリュー、パッドフット→シリウス、プロングズ→ジェームズ ・吸魂鬼のキスを受けそうになるハリーは必死に守護霊の呪文を繰り返す ・ロンはシリウスのフクロウを飼うことになる 「愛する人が死んだとき、その人は永久に我々のそばを離れると、そう思うかね?大変な状況になるとき、いつにも増して鮮明に、その人たちのことを思い出しはせんかね?きみの父君は、きみの中に生きておられるのじゃ、ハリー。そして。きみが本当に父親を必要とするときに、最もはっきりとその姿を現すのじゃ。そうでなければ、どうしてきみがあの守護霊を創り出すことができたじゃろう?プラングズは昨夜、ふたたび駆けつけてきたのじゃ」「ハリー、きみは昨夜、父君に会ったのじゃ……きみの中に父君を見つけたのじゃよ」ダンブルドアの至言 大事な人を失った時、こうであってくれたらと思う。きっと自分の中で生きていると。 シリウス・ブラックの冤罪のようなことはどの世界でもどの時代でもある。真実は外側の器だけでも、凄まじい吸引力と破壊力がある。全てを飲み込み一変させ時には粉々にする。我々が目にする情報は昔より大量になった上に玉石混淆で、中身が真実でなくてもそう見えるもので溢れている。真実だと思われることでも後で簡単に翻り覆るけれど、それが当たり前となっていてなんの衝撃も受けず不感症気味だ。偽りの真実によって苦しんだ犠牲者など最初から存在しなかったかのように。だからこそ、普通や常識と思われることに対して、常に反目すること。権力側の言うことを簡単に鵜呑みにしないこと。そのために世界の解像度を高くする努力が必要だというメッセージを、無意識にこの作品から受け取り、幼い頃の私の柔らかな情操や思考に影響を与えたのかと思うと、このタイミングでの素晴らしい作品と出会えたことに感謝する。
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