[図説]ポケットと人の文化史
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6件の記録
- 斜視@moreshi2025年7月7日読み終わったポケットにフォーカスした文化史、服飾史を学ぶ 導入から凄くて著者の女性が勤務中に避難指示があって逃げる事になる訳なんだけど、まあ急いでるもんで手ぶらだし何にも持ってない状態で路上に出て困り果てる事に 同僚の男性達は携帯電話や財布をポケットに入れてるからしっかり持っててそんなに困らずにどっかに行っちゃったらしい 婦人服ってポケットないんだ!?知らなかったわそんな事! 言われてみればで同じ場所行って同じ事しようとしてるのに男性は手ぶらで女性はハンドバッグ持ってるってシーンあるよな冠婚葬祭の時とか その状況に疑問や違和感持った事すらなかったからなかなか驚きがあった
- 斜視@moreshi2025年7月5日読んでる「まるで幼い少女はいい子ばかりで、ポケットに入っているのはどれも役にたつものや施しの品であり、詩人ロバート・サウジーが1820年の童謡『男の子はなんでできているの』で歌っているように、女の子は「お砂糖とスパイス、それにすてきなものばかり」でできているとしか誰も考えていなかったかのようだ。お砂糖とスパイスはなるほど有益で満足感を与えるが、その甘ったるさはその先を考える思考を事実上、鈍らせてしまった。」p168~170
- 斜視@moreshi2025年7月4日読んでる「ポケットに手を入れるのは、夜間やステージでサングラスをかける行為にも少し似ており、1930年代後半に現在の「クール」という言葉の使用法を広めた伝説的テナーサックス奏者レスター・ヤングは、(はじめて)ステージでサングラスをかけて演奏した。黒人ミュージシャンに求められたルイ・アームストロングのような人当たりのいい人物像に背を向け、ヤングは広く賞賛された反抗的なスタイルを模範とし、無表情と冷徹さを選び取った。この反骨精神はジャズ・シーンに関わるブラックアメリカンの革新者たちから生まれ、やがてほかのミュージシャン、アーティスト、映画スター、ビートニク、そして若き反逆者たちがその要素を取り入れるにつれて広まっていった。」p113~114