携帯電話すらなかった時代でないと成り立たない話。 夕里子がよその家の電話をとらなければあの事件は起きなかったし、パパの行方もすぐにわかったはずなので。 癖の強い姉と妹に挟まれた夕里子は赤川ヒロインの中では苦労性。読んだ当時は綾子もっとしっかりしろよ！大人なのに！と思ってましたがまだ大学生だから子ども。よく考えなくても国友さん、高校生の夕里子に惹かれるのはまずいよ。基本的に清い仲だが。

な、懐かしい！　綾子って大柄設定だったのね。忘れてた。あの表紙絵のイメージが強いので少女漫画表紙若すぎるような……いや、読み始めたときは珠美すらぎりお姉さんだった。今では綾子もすごーく子供に見えるのでよろめきシーンははらはらしちゃうな。

表紙はこの画像じゃないけど、中学生の時に図書室で借りたことあったなー、と。

赤川次郎先生の三姉妹探偵団を読んでみた。さすがに40年前の作品となると漂う昭和感。でもストーリーは楽しめました。新しくなったカバーも肯定派です。