野兎を悼む春
6件の記録
- 舳野@henomohe2026年5月10日読み終わったロンドン出張や重要な聴取を任されたり、ペレスがいないことにびくびくしながら頑張るサンディの成長譚でもある今作。 しっかりものだけど承認欲求の強い母親、その尻に敷かれてる寡黙な父、破天荒な祖母とまあまあウザいけれど懐かしい実家の末っ子が家族の歴史に対峙しさらに現在の問題と向き合うことになる。 特に母親の不正を彼女のいいわけを断罪し、そしていうべきだった、自分達子供たちがなんとかしたと責任をとる態度を示すシーンはよかった。 父を守るため、生まれた赤ん坊の未来のためと、自分の父が犯した殺人を知る老女、しかも親しくしていた彼女を撃ち殺し、ただ真相に肉薄しそのことを告発すると告げた罪のない女性を残酷なやり方で殺したことを家族への責任とうそぶく愚かな弱虫とそれまでの立場が逆転していた。
- 舳野@henomohe2026年5月7日まだ読んでる冒頭でにおわされていたレイプ事件。 世間知らずのお嬢様が尊敬する先生に誘われて舞い上がりその場の空気に流され、またコーヒーでもという誘いを信用して部屋までついていってしまった。 ペレスはこれをレイプだと考える。サンディやソフィはそうは思わない。 ペレスは被害者の気持ちを考えられるが彼らはまだ他人の傷をおもいやるほどには成熟していない。



