舳野 "野兎を悼む春" 2026年5月10日

舳野
@henomohe
2026年5月10日
野兎を悼む春
野兎を悼む春
アン・クリーヴス,
玉木亨
ロンドン出張や重要な聴取を任されたり、ペレスがいないことにびくびくしながら頑張るサンディの成長譚でもある今作。 しっかりものだけど承認欲求の強い母親、その尻に敷かれてる寡黙な父、破天荒な祖母とまあまあウザいけれど懐かしい実家の末っ子が家族の歴史に対峙しさらに現在の問題と向き合うことになる。 特に母親の不正を彼女のいいわけを断罪し、そしていうべきだった、自分達子供たちがなんとかしたと責任をとる態度を示すシーンはよかった。 父を守るため、生まれた赤ん坊の未来のためと、自分の父が犯した殺人を知る老女、しかも親しくしていた彼女を撃ち殺し、ただ真相に肉薄しそのことを告発すると告げた罪のない女性を残酷なやり方で殺したことを家族への責任とうそぶく愚かな弱虫とそれまでの立場が逆転していた。
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