レイテ戦記(一)

7件の記録
Lusna@Estrella2025年8月30日読み終わった日米両方の資料を読み解きながら、中立して戦争を描く。戦争は勝った負けたのチャンバラではなく、われわれの社会の原理が働いている。特攻隊の項では美化する軍人の記録と、戦死した隊員の遺書が鮮烈な対比だ。戦後80年を迎え、本書の存在意義はさらに大きくなるだろう。







Sanae@sanaemizushima2025年7月31日読み終わったレイテ戦記を持ってフィリピン旅行。最後にレイテのタクロバンに2泊したのはなんとも得難い体験だった。 スタンダール研究家として、ナポレオンのワーテルローの戦いも描かれた「パルムの僧院」を訳したのち、ミンドロ島に派遣される。 戦争の知識を持ち、冷静に日米両方の軍部を分析して私たちに示してくれたのは、そのような著者の背景も大きい。 軍部の内部も圧政であると示した上で、士気を持たせるために国際法を教えなかったこと(だから降参できない)、自決の強要、飢餓、人喰いについても背景を明らかにし、分析的に、証言も交えながら詳細に言及されている。 また、30 エピローグではフィリピン人として従軍した人ばかりでなく、住民についても言及されているのがわたし個人的に一番印象的だった。 さらに、戦後フィリピンのアメリカによる支配についても書かれており、フィリピンについてその後の展開にも関心を寄せるきっかけを持たせてくれた。












