アイドリング脳 ひらめきの謎を解き明かす

アイドリング脳 ひらめきの謎を解き明かす
アイドリング脳 ひらめきの謎を解き明かす
井ノ口馨
幻冬舎
2024年11月27日
2件の記録
  • 碧衣
    碧衣
    @aoi-honmimi
    2025年11月4日
    走行していないけどエンジンが掛かっている=アイドリング状態の自動車のように「集中してないけど脳が働いている状態」を『アイドリング脳』と名付け、そこから生まれるひらめきが生まれるメカニズムから潜在意識を科学的に研究する神経学者の著者。 以前からひらめきや潜在意識について興味があった私にはうってつけの本だと思った。 アイドリング脳の他にひらめきに欠かせない記憶。 一つのことを記憶する時、脳の中で何が起きているのか。 ニューロン(神経細胞)情報を伝え、海馬が記憶を形成し、短期的に留め、扁桃体が情報を過去の記憶と照らし合わせ、感じ方を評価する。海馬の記憶を大脳皮質がコピーし、長期的に保持する(大脳皮質にコピーされた海馬の記憶は消去される)。 突然のひらめきや独創的なアイディアはゼロから生み出されるというより、無関係な考えの思いも寄らない組み合わせの産物だと著者は言う。 大事な情報を選抜し、脳に定着させるのは起きている間には出来ないので睡眠がひらめきには大事とされる。 そんな睡眠前に関心のあるテーマについて熟考(解決方法を見つけようと)するのではなく、テーマにただ浸る(集中せず、本気で関心を寄せず、目的もなく思いを巡らせる)と翌朝にアイディアを思い付く確率が高くなるとある数学者でAI研究者は語る。 そんなひらめきや直観が現れたらそれに従って行動してみる。 まずは日常的な小さい所から。それでどんなことが起きるのかちょっと楽しみ。
  • sayo
    sayo
    @sayo_600
    2025年1月29日
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