幻色江戸ごよみ
8件の記録
松本真波@_mm1771772026年8月14日読んでる@ 自宅第二話『紅の玉』読了。 なんだこの読後のやるせなさは。江戸の町人の、その日々を真剣に生き抜こうとする姿に胸打たれると共に、あっけなくそれらをひっくり返し、全てを奪っていく権力。いつの時代も、搾取する者/される者の構図は変わらないのか。 個人的に、強烈な印象を残したお話だった。
松本真波@_mm1771772026年8月14日読み始めた読書日記@ 自宅昨年朗読の先輩達が、今年は先生がこの本に収録されているお話を読むので購入。 普段は青空文庫に載っているような古い作品ばかりを読んでいるので、現代作品を読むのは久しぶり。「現代の文章に読みにくさを感じないだろうか」と少し不安があったのだが、読み始めたらなんてことは無かった。むしろ、樋口一葉作品にも感じた"音楽のように美しく流れる文章"で、自分の朗読の先輩や先生が舞台にかけるのは納得であった。 「宮部みゆきさんの文章は美しい」、その事が分かっただけでもこの本に出会えてよかったと思う。 まず読んだのは第一話の『鬼子母火』。子を持つ身としては、読んでいて胸が痛くなるお話だった。サスペンス、だけども人情噺。様々な要素が絡むのだが、ラストは見事にまとめて終わる。続く他のお話もとても期待させる、素晴らしい第一話であった。





