

あさぎ書房
@ASAGI_BOOKS
神保町のPASSAGE SOLIDAと宇都宮のKMGWBOOKSにささやかなひと棚書店を持っています。一箱古本市にもたまに出没します。こちらは個人的な読書記録として。書店の情報はXをご覧ください。
- 2025年7月8日ババヤガの夜王谷晶読み終わった勢いに任せて1日で読み終える。文句なく面白い。 熱くたぎるような暴力描写が続き、常に口の中で血の味がするようだ。それでも直近で読んだprizeのねっとりと絡めとられそうな描写に比べれば、あまりひっかかりなくするする読み進められる。主人公の依子の強さは魅力的だ。 シスターフッドの物語と言えなくもないが、関係性を名づけることを、真っ向から否定してくる仕掛けも最高。
- 2025年7月7日PRIZE-プライズー村山由佳読み終わった
- 2025年6月22日
- 2025年6月19日
- 2025年5月14日家守綺譚梨木香歩読み終わった疲れた心に静かに染みいって、心地よくひろがってくる物語。 主人公はおそらく三高生で、わたしの先輩ということも嬉しい。庭、日本家屋、竹林、寺、疏水、そして友と犬。こんな暮らしがしたい。ずっと憧れ、そしてお守りのような小説。
- 2025年5月12日
- 2025年5月10日ジーキル博士とハイド氏ロバート・ルイス・スティーヴンソン,村上博基読み終わった
- 2025年5月6日ねじの回転 (光文社古典新訳文庫 Aシ 6-1)ヘンリー・ジェイムズ読み終わった鴻巣友季子さんの『ギンガムチェックと塩漬けライム』から。近代的ホラー小説の元祖。 一読後、あとがきやブックガイドで本書の歴史的背景や著者の来歴を知ってから読むとなお楽しめそう。
- 2025年5月3日私が私らしく死ぬために 自分のお葬式ハンドブックrn press読み終わった「死」をテーマにしながら、読み終えると、なんだかんだ前向きに生きていきたいな、と思える一冊。 葬式は金がかかるということもわかって「実用とエッセイ」の名の通り実用的でもある。同著者の『生きる力が湧いてくる』も読みたくなった。 ただ、誤植と思われる箇所が複数あって気になる...(手元のものは第4刷)。いい本なのにそこが残念。
- 2025年4月30日
- 2025年4月29日
- 2025年4月27日春にして君を離れアガサ・クリスティ,中村妙子読み終わった誰も死なない。探偵も出てこない。それでもばっちりアガサ・クリスティーだった。 恋愛ものと思い込んで躊躇していたが、もっと早く読めばよかった。先が気になってどんどん読み進めた。 登場人物が少ないので、海外文学初心者にもおすすめ。
- 2025年4月20日北朝鮮に出勤しますキム・ミンジュ,岡裕美読み終わったニュースではない北朝鮮を垣間見れる本。母国語を共有する人々がいること、分断された隣国の人と話すというのはどんな気持ちなんだろう。日本人の私には想像がつかない。 読み進めると北の人々が不思議に愛おしく思える。愛の不時着の登場人物に重ねて読んだ。ドラマが好きな人にはおすすめ。
- 2025年4月20日ゼロ時間へアガサ・クリスティ,三川基好読み終わった
- 2025年4月15日カフェ・スノードーム杉本さなえ,石井睦美読み終わった
- 2025年4月13日
- 2025年4月10日
- 2025年4月4日詩ってなんだろう谷川俊太郎読み終わった
- 2025年3月25日小説にできること藤谷治読み終わった小説の幅広さと楽しみ方を教えてくれる一冊。ちくまプリマー新書だけあって文章も読みやすい。 国語の授業ー「舞姫」や「こころ」ーのせいで長らく文学を毛嫌いしていた私でも、もっとたくさんの作品を読んでみたいと思わされた(16、17歳で、女の扱いがひどい作品ばかり読まされる身にもなってほしい、教科書よ)。 最後に「良い作品」を決めるのはあなただよ、とやさしく説いてくれるところも良い。
- 2025年3月24日殺人出産 (講談社文庫)村田沙耶香読み終わった10人出産すれば、1人殺せる。「殺人出産システム」が制度化された近未来。私たちの日常から微妙にずれた世界で、物語は淡々と進む。殺すことは悪か、3人のセックスは狂気か。正常と異常の間を彷徨うように読み終えた。 村田沙耶香作品に共通するのは、どんなに残酷で救いがたい物語にも、なぜか強烈な癒しを感じること。 「正常」な世界にどこか馴染みがたく生きる私には、不思議と琴線にふれる短編集だった。
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