暴走する能力主義 ──教育と現代社会の病理 (ちくま新書)

暴走する能力主義 ──教育と現代社会の病理 (ちくま新書)
暴走する能力主義 ──教育と現代社会の病理 (ちくま新書)
中村高康
筑摩書房
2018年6月10日
1件の記録
  • BANQ
    @banque
    2025年7月9日
    新しい時代に求められる「新しい能力」の特定は本質的に社会の状況依存であり特定できないということを述べるに始まり、最終章では結局はすでにある新味のない地味な教育を地道に重ねるしかないという結論に至るまともで冷静な内容。ギデンズの再帰性概念中心になる4章に力が入っていて新書らしからぬカチッとした議論を構成するが、ギデンズを知らない読者にはそこがしんどいかもしれない。子育て世代なら親が教育に右往左往して子どもを追い詰めないためにも読んでおくと良さそう。
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