女性蔑視、民族差別をやっていた男が職業における人種差別の犠牲者のひとりだったということはやりきれない。

リタに助けろ、さもなくば地獄に落とすと押しかけてくる被害者たち、こんなに図々しく荒々しい押しかけ幽霊奇譚ある!?というくらいアグレッシブでした。 リタの過去やおばあさんとの優しい日々、従姉妹や母との切ない思い出がおりまじり、アメリカ大陸が抱える問題も提起するサスペンス。 孤独じゃないかと思ってたが中盤から彼女の霊視を理解している友人たちが出てきてほっとした。

ナバホ族の主人公の祖母が同化政策で寄宿舎に入れられる回想。彼女はそこで学んだことを生活に取り入れたが、侵略者たちは彼女や彼らから何も学ばなかった。美しい髪を切り、鮮やかな衣装を剥ぎ取った。 リタは警察組織に溶け込み、学んだ。しかしその組織は結局彼女を本当には受け入れていなかったのか。 中盤でやっと親友たちが登場してほっとした。裏切らないでくれー。

死体の描写がえぐ