新装版 匣の中の失楽

新装版 匣の中の失楽
新装版 匣の中の失楽
竹本健治
講談社
2015年12月15日
2件の記録
  • 本編の後にサイドストーリーと初版?の解説が載っている。 そこまで読むと、果たして自分はこの小説をどこまで理解できたのだろうか…という気持ちと小説はおもろきゃいいんだよ!という気持ちが交互にやってくる。まさに鏡合わせのように。 でもやっぱり面白くないと読めないからね。 三大奇書との関係について自分が感じたことも。 三大奇書が二次元に三角形を描いていたところに、匣の中の失楽が登場したことで、三角錐として三次元に立ち上がったのかなと。 発展版として本書が頂点かというとそんなことはなく、軸をどう取るかで回転する正四面体なのだと思う。
  • 匣の中というタイトルがまさにそうだなと。これから後半に向けてどう展開していくのか気になる気になる。
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