
くろまんじゅう
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- 2025年10月12日
- 2025年9月22日もうひとつの街 (河出文庫)ミハル・アイヴァス読み終わった『帰ることなど考えないひとだけが本当に立ち去っているのだ。出発時に帰還を考える者は故郷を離れたことにはならない。』 この一節が印象的であった。 後書きにもあるように、著者は哲学者であり、後半にかけ内面に目が向けられて難解だと思う。 最終章の章題が「出発」というのが、またいい。
- 2025年9月22日祈りの海グレッグ・イーガン,山岸真気になる
- 2025年9月15日よるのばけもの住野よる気になる
- 2025年9月15日ミアキス・シンフォニー加藤シゲアキ気になる
- 2025年9月15日
- 2025年9月6日橘外男日本怪談集 蒲団橘外男読み終わったストレートな怖さ、怨霊という怖さの話よりも、死者の悲哀や愛を感じる話がとても怖かった。よく小説で慄然とする、総毛立つという表現があるが、それが良く当てはまったのが、棺前結婚だった。 終盤に登場人物がある事を決意するのだが、そこがも最も恐ろしい。そこから全く怪異は起こらないにも関わらずである。 情念にスポットが当てられるジャパニーズホラーの真髄を見たような気がする。
- 2025年9月2日大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件カーク・ウォレス・ジョンソン,矢野真千子気になる
- 2025年8月30日ピラネージスザンナ・クラーク,原島文世気になる
- 2025年8月30日
- 2025年8月23日新装版 匣の中の失楽竹本健治読み終わった本編の後にサイドストーリーと初版?の解説が載っている。 そこまで読むと、果たして自分はこの小説をどこまで理解できたのだろうか…という気持ちと小説はおもろきゃいいんだよ!という気持ちが交互にやってくる。まさに鏡合わせのように。 でもやっぱり面白くないと読めないからね。 三大奇書との関係について自分が感じたことも。 三大奇書が二次元に三角形を描いていたところに、匣の中の失楽が登場したことで、三角錐として三次元に立ち上がったのかなと。 発展版として本書が頂点かというとそんなことはなく、軸をどう取るかで回転する正四面体なのだと思う。
- 2025年8月20日十四番線上のハレルヤ大濱普美子気になる
- 2025年8月17日
- 2025年8月12日春にして君を離れアガサ・クリスティ,中村妙子気になる
- 2025年8月11日吟遊詩人トーマス (ハヤカワ文庫 FT カ 2-1)エレン・カシュナー読み終わった4人の登場人物の視点で描かれるエルフの女王の恋人となった吟遊詩人の物語。 第二章はまさにその吟遊詩人その人の視点でエルフランドが語られるのだが、不思議とこの章よりもその前後の章が面白く読めた。 特に最終章、過去のとある出来事が形となって現れる様やさっと交差する彼我が、ここまで読んできたからこそリアルに感じられるのが構成の妙だと思う。
- 2025年8月11日
- 2025年8月4日深夜の祝祭(993)東雅夫,澁澤龍彦気になる
- 2025年8月3日
- 2025年7月28日帰れない探偵柴崎友香気になる
- 2025年7月24日わたしがいなかった街で柴崎友香気になる
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