
くろまんじゅう
@ptm5x4pk
2025年8月23日

新装版 匣の中の失楽
竹本健治
読み終わった
本編の後にサイドストーリーと初版?の解説が載っている。
そこまで読むと、果たして自分はこの小説をどこまで理解できたのだろうか…という気持ちと小説はおもろきゃいいんだよ!という気持ちが交互にやってくる。まさに鏡合わせのように。
でもやっぱり面白くないと読めないからね。
三大奇書との関係について自分が感じたことも。
三大奇書が二次元に三角形を描いていたところに、匣の中の失楽が登場したことで、三角錐として三次元に立ち上がったのかなと。
発展版として本書が頂点かというとそんなことはなく、軸をどう取るかで回転する正四面体なのだと思う。
