私はあなたの瞳の林檎

7件の記録
- りん@libra08252025年6月3日読み終わった借りてきた短編が3つ収録されていてどれも面白かった。一番好きな部分、「僕が乗るべき遠くの列車」より抜粋。 "「じゃあ、あの子の存在そのものが、この世になんの善も悪も、暖かさも冷たさも、もたらさなかったと思う?」 鵜飼夏央は、その全てを行ったと思う。なぜなら人だから、良いところも悪いところもあるだろうし、良い行いと悪い行いの両方をしてただろうし、その善意は世界を温めただろうし、悪意は冷やしただろう。 それは人だから。 人間は皆そうだから。"