美は乱調にあり

3件の記録
- kii@iik2025年3月30日野枝の元夫が語っていた野枝の好きなところが印象的。本当に近くで触れ合った人にしか分からない事ってある。関東大震災の事も記されていて、特に自警団の暴走などは歴史であまり触れられていないが、ここには淡々と記されていて興味深い。当時の政府の野蛮さも戦争の足音が聞こえてくるようで生々しい。 野枝が元夫と子どもをあっさりと捨てていたことも印象的で、フェミニズム以前の時代では、かえってそこまで極端な人は叩かれるようなことはなかったのかもしれない(極端すぎて議論にあがらない)と妙に納得した。