シェイクスピア全集(17)

シェイクスピア全集(17)
シェイクスピア全集(17)
ウィリアム・シェイクスピア
松岡和子
筑摩書房
2008年10月1日
1件の記録
  • りなっこ
    りなっこ
    @rinakko
    2025年7月21日
    再々読。シチリアのメッシーナを舞台にした恋愛劇で、二組のカップルがお決まりのハッピー(?)エンドを迎える。ビアトリスとベネディックは、顔を合わせれば舌戦が始まる独身主義者同士だけれど、実は相手のことを理解はしている。多分、所謂お似合い。一方、ヒアローに一目惚れをしたクローディオの求婚は、すんなりと上手くいきかけるが…。  騙されていたとはいえ、ヒアローへのクローディオの仕打ちがあまりにも酷くて唖然とする展開で、男社会において寝取られ男になる(体面を汚される)ことへの恐怖心が如何に強いかということの表れと考えると、何だかなぁ…  ビアトリスがヒアローのために激怒しながら「私が男だったら!」と叫ぶところ、心からの言葉だろうな…と胸が痛い。
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