太陽と毒ぐも

4件の記録
- ねこ@notoneko252025年7月20日図書館で借りた。リスト消費。 本当につまらないことで私たちは愛する人と諍いを起こし、馬鹿馬鹿しい性癖や習慣が、決定的な無裂を生むこともある。だれかを強く愛することと、冷蔵庫を空っぽにするそのだれかに苛立つことは、決して矛盾しない。遥か上空で太陽が光り輝いていても、ときとして濁った色の悪い雲に遮られ私たちに届かないのと同じように。
- haku@itllme2024年10月29日読み終わったこんなことで別れるのか こんなことがあっても続くのか うわー、わかる そんな驚きと笑いがこの本を読みながらおこった。 1番笑えたのは 通販サイトで商品を買いまくる彼氏。 こんな人もいるのかと驚いたけれど段々と受け入れてしまう彼女をみていると友達から言われた「誰かと付き合ったら流されちゃうよ」って言葉を思い出した。 自分でもそうなるんだろうなと思うけどさ それが愛なんか好きなんかは段々わからなくなるんだろうね。 形がなくなっていってなんて呼べばいいかわからなくなるんだろう。 続いていく理由も終わる理由もそんなもんなんだよね。 泣きじゃくる彼女をみて彼氏が言った言葉 "小さい子どもは、まだ知らないのだ。何かを正直に言えば言うほど罪深くなっていく世界があることを。ゆるす役目を持った人が存在しない場所があることを。" 彼女の小さい頃の写真を見たいと思っていた彼氏は目の前で泣きじゃくる彼女が小さい子どもに見えた。 "ゆるす役割りはかわりばんこにやるしかないだって部屋には僕らしかいない" と思う彼氏に何故かありがとうと思ったよ 「八月の蝉」で初めて角田光代さんの本を読んで2冊目だったけれど角田さんが書く人間の繊細な内面はいつの間にか読者をその本の主人公に憑依させる力があると思う。 変な恋愛経験(仮)の記憶がインプットされた気もする。笑 本を読みながら久しぶりクスッと笑えた。