辞書と睡眠

辞書と睡眠
辞書と睡眠
ヨシカワヨシオ
フラスコ書房
2017年11月28日
3件の記録
  • はづき
    はづき
    @paroles1118
    2025年8月27日
    好きな雰囲気だった。定時制高校の事務員として働く目方氏。子どもの姿で時が止まった、数週間も眠り続けてしまうルリ子。2人の交流だったり、他の人との交流だったりが、淡々と、柔らかく描かれる。 短編の映画を観たような気分。 ラストの情景も堪らなく好き。Kindleのunlimitedにあるからぜひ読んでほしいな。 好きな文章 灼熱の太陽に時間さえも焼き尽くされて、世界のすべてが動きを止めているかのように見える、八月最後の日曜日の午後のことであった。
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年8月27日
  • あおい
    あおい
    @booklover_aoi
    2025年7月28日
    2025.7.28読了。 不思議な世界観の作品でした。 いつの時代なのかも明確じゃないし、日本みたいで日本じゃない、パラレルワールドを覗き見しているような感覚がずっとありました。 現実と非現実のぎりぎり現実寄りだったものが、最後には非現実に向かう感じで終わったのも、他にはない読後感でした。 辞書をはじめから読むということは、小学生の時にやったことがあります。 友達と、なんでか「辞書最初から読んでみよう!」ってなって、最初はどこまで読んだか学校で報告してたんですが、最初は面白くても途中から飽きちゃうんですよね… ストーリー性なんてもちろんないし、説明文もおかたいし、知識を満たすよりもつまんないが先に来てた記憶があります。 「あい」あたりで早々に挫折したような気がします笑 淡々と辞書を読み進める、日々のルーティンが決まっている、なんだか人間のふりをした違う何かなのかもしれないな、とふと思いました。 夜に仄かなあかりの下で読むのが、この小説の雰囲気を最大限に楽しめると思います。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved