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はづき
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@paroles1118
もはや本を買うことが趣味 積読消化をがんばります
  • 2026年1月1日
    バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下
    最初はハリー・ポッターみたいだなって思ってた。銀と言葉の力でまるで魔法の世界を知るロビン。彼は母国である中国で母を亡くし、英国に連れてこられ明確に区別(差別)されながら学生生活を送る。でもそこで、自らの境遇と似たかけがえのない友人たちと出会い……………。 でも、ここはバベルの塔。 ここまでのラストは予想していなかったけど、考えてみればハリポタもわりと血が流れる物語だったわ。 続きが読みたいな。 彼らのそれぞれの主張も分かるんだよ。どこまでいっても人間は結局は生物として当然、自らの繁栄を目的とする。その「自ら」というのが、時として国や会社や共同体になるだけの話で。 面白かったです!
  • 2025年12月23日
    バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上
    面白くなってきた!!!!! 言語の力が世界を支配する ふたつの言語における単語の意味のずれから 生じる翻訳の魔法によって、 大英帝国が覇権を握る19世紀―― 秘密結社ヘルメスは帝国に叛旗をひるがえす。 広東から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。 最初は細やかな描写なためなかなか読み進められなかったけど、友人たちとの交流はハリポタのようだし、何より設定が面白い。広東に来てからグイグイ惹き込まれた。どうなるんだろう…………下巻に参る。
  • 2025年12月18日
    生殖記
    生殖記
    面白かった。拡大、発展、成長。ヒトという生物がそのレールから外れるとはどういうことか。 私自身は、基本的に恋愛感情は持ち合わせていなくて、家庭や子どもがほしいという気持ちはもちろん、社会に貢献したい、役に立ちたい、という気持ちがない。そういう意味では尚成とリンクする部分もあって興味深かったな。 (生まれた)意味とか理由とか価値とか、そんなものはもう発生した瞬間に果たされています。 ある一つの種が存続していくうえで最も大切なことって、色んな種類の次世代個体が発生するっていうことなので。 この部分、ちょっと嬉しかったな。有性生殖をする生物にとって、生まれたという時点で既に役目を果たしている。それを次に繋げることが私はできなくても、そういう個体であった、というだけ。ただ消滅するときまで生きていくだけ。
  • 2025年12月16日
    傑作はまだ
    傑作はまだ
    自分のことに重ねてしまうけど、私も本当に人と関わるのが苦手…というか興味なくて、なぜ人々が人間関係で悩んでいるのか分からない。 人と必要以上に関わらない。知りたい、知ってほしいという欲を持たないようにする。 それだけで心はいつもそれなりに穏やかで(でもたまに職場で苛ついてしまう)この父親のように完全に1人で引きこもることが出来ても、それを苦痛には感じないと思う。 それでも、人って社会的な生き物なんだよなってふと頭によぎるんだ。 確かに笑うこと、怒ること、心がいつも揺れ動くのは人と関わったときでそれが本当にいいことなのか、それともやっぱり悪いのかはまだ分からないけど。 この本を読むとそれはいいことなんだって思える。
  • 2025年11月21日
    わたしたちの帽子
    わたしたちの帽子
    夜電車の窓に目を向けると、明るい車内が映っている。もしかしたらそこに、こっち側にはいない、何かが映ってないかと横目で探すときがある。そういうのが好きです。この日々のすこし外側に、もしかしたら違う世界があるかも…と空想することが。
  • 2025年11月21日
    風にそよぐ葦
    風にそよぐ葦
    葦、という植物を、これが葦だと認識して見たことがない。だけど、水辺に生えているそれが、風で揺れ動く映像は頭に浮かぶ。 人は、どこにでも行けるけど、でもほとんどの人生は本来であれば植物のようにその地に根を張って一生を過ごすんじゃないかな。 あるときは風が撫でるように優しく吹くだろうし、あるときは根本から折れんばかりになぎ倒される。でも風だって常に吹くわけではなくて、凪いで静寂に包まれるときもある。 なんとなく、読み終わってからそんなことを考えます。 少し読みづらかったけど、いい本だったと思う。
  • 2025年11月13日
    天冥の標(5)
    4巻を読んでから3年も経ってしまったうえにこの巻も読みはじめてから1年くらい経つ気がする。ちょっとよくわからないけど先に進みます。
  • 2025年11月6日
    青い目のネコと魔女をおえ
    青い目のネコと魔女をおえ
    迷信を信じ罪を犯そうとする村人が信じられないほど愚かだと思ったけど、一方で今の我々はどうか? 本当かどうか分からない情報をすぐ感情的に判断し、知りもしない、関わりの全くなかった他者を責め立てる。1人では怖がって何もできないくせに、集団では考えなしの大きな行動に出てしまう。この村人たちと同じである。 最後も自分らの恥を直視し続けることができない。同じである。恥ずかしい。 ブックオフで綺麗だから、と何気なく買ったらわりとダメージを受けました。これだから児童書は侮れない。
  • 2025年11月6日
    英国幻視の少年たち2
    大好き……この世界が本当に好き。 なんて言えばいいのかな…本当に、この物語に生きている人たちが幸せであってほしいと思うんだ。これはただのフィクション。実在しない存在、世界なのに。きっと物語に馴染みがない人は信じられないでしょう。きっと死ぬまで、何回でもこの物語に戻ってくる。 あらゆる童話と猟奇殺人の国イギリス。大好きだ。
  • 2025年11月5日
    荒野にネコは生きぬいて
    荒野にネコは生きぬいて
    これも小学生の頃に読んで心に残っている本。最後のシーンだけ覚えていた。今読み返すと、あの頃よりも悲しくはならないけど…。 猫。強く美しく気高い生き物。愛らしく残酷で賢い。私は猫が大好き。 ダートムアの自然の描写が、とても細やかで美しい。こういうところに手を抜かない児童書が、おそらく大人になっても忘れさせない力を持っているんだと思う。
  • 2025年11月5日
    よみがえれ白いライオン
    よみがえれ白いライオン
    小学生の頃読んだ本。内容は何も覚えていなくても、小学校の図書室の棚の場所、はっきりと覚えてる。好きで、手元に置きたくて、確か何回か借りたの。それからもう20年弱。 お風呂に入りながら読んで、お湯が冷える前に読み終わる短いお話だけど、今でも面白く大好きって思いました。 何が好きなんだろう…もとから猫が好きで、ネコ科の動物が好きで、猫たちが出てくる本ばかり読んでた。きっと私もライオンと暮らしたかったんだと思う。大人になった今は、過去を振り返ったときの感傷というか、困難の中でも優しく愛すべき存在がいたこと、彼らの幸福を祈る気持ちが大きい。これはあくまでフィクションなんだけど、でも私の中では全員生きてたんだ。
  • 2025年11月1日
    海と毒薬
    海と毒薬
    以前から気になっていたけど、難解なのでは…と危惧していた本作。とても読みやすく、さらりと読めてしまいそうだけど、読めば読むほど自問自答したくなる作品だと思う。 毎日人が死んでいく戦時中、命の重み、というのがなかなか響きづらい時代だったのではと思う。そんななか、人を、自分の手で殺す。 そんなとき、私は何を思うんだろう。勝呂よりも、私は何となく戸田に近い気がしてしまう。 自分の罪が世間にばれて糾弾される、その恐怖はある。ただ……自分の中での苛責、心の痛みは感じるのだろうか。 社会性を失うわけにはいかないので、感じるふりをしているだけな気もしてしまう。 彼らのやったことを、ひどい、絶対にあってはならない、と思える人でありたかった。
  • 2025年10月29日
    古都
    古都
    最初は京都弁が難しく、すべての会話を理解できてるか、といわれると怪しいが、それも含めてとても心地よい世界でした。 庭のもみじの古木の幹の、1尺ほど離れている窪みにそれぞれ、菫が咲いている。その描写が美しい。その菫たちはお互いのことを「知って」いるのかと想いを馳せる千重子。 春からはじまり、冬で終わる京都での営み。 これからどういう人生を歩むのだろうかと、もう少しだけ覗かせてほしかった。
  • 2025年10月19日
    つんつんブラザーズ The cream of the notes 8
    森博嗣さんの本に中学生の頃に出会って20年くらい。森さんの思考にほんの少しでも近づけられていたらいいなと思いつつ、特に何も役立てられない日々を送っています。 でも好きだって思う。毎度毎度、好きだなって思う。そのふんわりした気持ちを受け取るだけでいいのだと思ってる。
  • 2025年10月18日
    イン・ザ・メガチャーチ
    面白すぎる〜〜〜〜〜〜〜〜!!! 仕事に打ち込みすぎた結果離婚され、いまは第一線の部署からも離れている47歳の慶彦。 インスタントの味噌汁をすする、一人の夜に沈んでいく日々。 慶彦の娘である大学生の澄香。 親の影響で洋楽が好きで、留学、ゆくゆくは海外で働くことを視野に大学進学するも、本当の自分は内向的で、ただ海外志向の自分、を演出しているだけなのではと悩む。そんなとき、自分とよく似た考えを持つアイドルに出会う。 非正規で働く絢子。 推しを通じて仲間や拠り所を見つけるも、突如推しの死を知らされる。何かが絶対におかしい、と調べる中でこの世界がいかに真実を隠蔽し、日本国民を騙しているのかに気づいていく。 正直、どの人物も私の中に少しずついてとても居た堪れなかった。私も私の教会の中にいる。安らかな空間で、美しい音楽が流れている。
  • 2025年10月17日
    降りる人
    降りる人
    余韻。一気読みしちゃった。いい本だ。とても。 淡々として、ところどころ可笑しくて(浜野の指南書、本当に声出して笑ってしまった)、でもラストのひっそりと張り詰めた空気感とその弛緩の描写がすごい。 作中の性的なことへの会話に若干抵抗を感じないわけではなかったけど、それがなければこの空気感は出せなかったんだと読んだあとなら思う。どの人物も、実際に会ったら敬遠してしまう人たちなのに、なんだかすごく良かった。好みです。次の作品も楽しみ。
  • 2025年10月16日
    コンパートメントNo.6
    コンパートメントNo.6
    ロードムービー的なのをイメージしていたので想像と違い苦戦、とまではいかないけど、さらさらと流れる映像がとても遠く、よくわからないまま読了しました。その分時々列車の窓から見える景色の美しさが際立つ。 ソ連とフィンランドの歴史にもう少しくわしけばまた違った見方ができるんだろう。 映画も少し設定が異なるようなので気になる。
  • 2025年10月15日
    ワニの町へ来たスパイ 〈ワニの町へ来たスパイ〉シリーズ (創元推理文庫)
    ずっと読んでみたかったシリーズ。 半分くらいまではなかなか進まなかったけど、魅力的なおばあちゃんたちがどんどん好きになる。マージおばあちゃんにも会いたかった…これからシリーズが続くのが楽しみ!きっともっともっと彼女たちのこと好きになりそう!
  • 2025年10月1日
    ダック・コール
    これはとても良い本。鳥と男たちの6つの夢、6つの物語。 どれも本当に良かったけど、2話目のパッセンジャー、4話のホイッパーウィル、5話の波の枕が好き。中でも短いながらも波の枕の情景の美しさといったら。素晴らしかった。 もうすぐ死ぬことを知っている。あたたかな毛布のなか、微睡みながらふと外を見ると洗ったような青空。屹立する白い灯台。遠い昔の出来事たち…。 登場する鳥たちをひとつひとつ、調べながら読みました。 街なかで目につくのはカラスくらいだけど実家に帰れば雀や鳩、椋鳥やヒヨドリ、カイツブリ、鵜、白鷺………すぐそばで生きているものたちを、もう少し見なくてはね。 読んでいて、美しい情景が浮かぶ本が好き。すごく好きだなぁこの本。
  • 2025年9月30日
    懐中小話: 140文字の幻想奇譚集
    あるような、ないような、現のような、幻のような。140文字の幻想奇譚集。 こういうの、好きです。日常の片隅にチラつく陽炎のような、違う世界が垣間見える瞬間。 好きなお話を1つ載せさせてほしい。 透明な蝶 冬空に、透明な蝶がひらひらと舞っている。人の目にも鳥の目にも、その姿が映ることはない。 透明な蝶は、蜜を求めず、翅を休めず、ただひたすら飛び続け、薔薇の葉に透明な卵を産みつけた瞬間、この世から消えてなくなる。 そして次の年、冬空がまた冴えわたる頃に、透明な蝶がひらひらと舞うのである。
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